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過去の談話会

2011年度

第134回(大阪) 「プレート境界岩石学の最近の話題 その2」
講師:鳥海光弘 氏 (東京大学大学院特任教授)
日時:4月22日(金) 15:00~17:00
プレート境界に挟み込まれた変成岩の脱水の経路であるクラックの方位分布、密度分布、そしてシーリングのダイナミックスから、境界沿いの流体挙動に支配されるせん断すべり運動などについて紹介し、クラック密度が高い境界域に発生する、2次元浸透対流および対流に支配される交代作用を紹介する。また、クラックダイナミックスから見た場合の境界域の微小地震活動の性質の変動について議論する。

第135回(現地) 「上総の国の紅葉と渓谷とご地層を訪ねて-豊饒の海で形成された上総層群の多様な姿とユニークな産物とは?-」
講師:徳橋秀一 氏((独)産業技術総合研究所・客員研究員)
日時:11月5日(土)
上総層群は、約260万年前から45万年前に房総半島中部を中心に存在した上総海盆において形成された厚さ2000m以上の地層で、主体はタービダイト砂岩と泥岩の互層です。茂原周辺や九十九里地域では、日本最大の水溶性天然ガスと世界の3割前後を占めるヨウ素を生産しています。見学会では、新緑の上総の国に出かけ、上総層群の多様な姿を観察するとともに、天然ガスの自然湧出現場を見学し、貴重な地下資源についても学習します。
・見学地:房総半島中部(千葉県の睦沢町,いすみ市,大多喜町,長南町など)
・定員:40名
・参加対象者:高校生以上
・参加費:2,000円(バス代、資料代、保険料)
・その他:集合・解散の場所はJR千葉駅前です。現地移動は貸切バスを使用します。

第136回 「地球深部探査船「ちきゅう」の挑戦 -地震、地下生命圏、マントル-」
講師:平 朝彦 氏 (独立行政法人 海洋研究開発機構 理事)
日時:7月29日(金) 15:00~17:00
57,000トンの世界最大の科学掘削船「ちきゅう」は、海底下7,000mの未踏の深度へ到達を目指し、巨大地震発生領域の直接観測、地球内部生命の実態、そしてマントル掘削による地球内部ダイナミックスの解明に挑戦している。南海トラフでは、四国海盆、付加体と分岐断層、前弧海盆の掘削を行い、応力状態や地質構造の発達過程を明らかにしてきた。沖縄トラフの掘削では巨大熱水プールを発見し、熱水鉱床の生成過程に新たな光を当てた。

第137回 「世界一稠密高精度地震観測網で見る日本列島の様々な地震 ―2011年東北地方太平洋沖地震はどう考えるか―」
講師:石田瑞穂 氏 (独立行政法人 海洋研究開発機構 地震津波・防災研究プロジェクト特任上席研究員)
日時:9月30日(金) 15:00~17:00
日本は地震列島と呼ばれているように世界中で起こっている地震の約1割が周辺域で発生している。1995年兵庫県南部地震以降、国内に整備された世界に類をみない稠密高精度地震観測網のデータは、日本列島周辺域の地震の発生の理解を深めるとともに、地震情報の迅速化という実用面での研究をも進めた。こうした成果に基づく2011年3月11日東北地方太平洋沖地震の解析結果と、今後どのような観測・研究が必要とされるかなどについて紹介する。

第138回(大阪) 「Hyper-KAMIOKANDEプロジェクト -神岡鉱山の地下から素粒子の特性解明にチャレンジする第三世代観測施設の建設-」
講師:山冨二郎 氏 (東京大学大学院教授)
日時:11月18日(金) 15:00~17:00
Hyper-KAMIOKANDEは東京大学宇宙線研究所が岐阜県飛騨市の神岡鉱山に建設を計画しているニュートリノ観測施設で、初代:KAMIOKANDE、二代:Super-KAMIOKANDEに次ぐ第三世代の観測装置である。純水100万トンを蓄えたタンクを収容できる空洞を、地下500~600 mの深度に建設する予定であるが、第二世代の20倍の規模となることから、空洞の安定性評価,工期とコストの見積を行っている。

第139回 「岩盤応力と岩盤応力測定」
講師:尾原祐三氏(熊本大学大学院教授)
日時:2011年12月16日(金) 15:00~17:00
1959年のマルパッセダムの崩壊に端を発し、岩盤力学という専門分野が創設される黎明期に岩盤応力測定法の開発も始まりました。時代の経過とともに、各種の測定法が開発・改良され、現在では、簡易に高精度な岩盤応力が測定されるようになってきました。談話会では、この歴史を辿るとともに、岩盤応力の測定事例を挙げながら、岩盤工学に関わる問題について議論したいと思います。

第140回 「関東大震災を知る-歴史がつむぐ地震防災-」
講師:武村 雅之 氏 (小堀鐸二研究所 副所長)
日時:2012年1月20日(金) 15:00~17:00
関東大震災を知らずに防災を語る役人に底知れぬむなしさをおぼえたとは、故吉村昭氏の言である。地震に関する科学的情報は社会に溢れているが、それらは不完全なものばかり。不完全な乗り物に安住して歴史をわきまえなければ、「未曾有」の災害が降りかかる。講演ではわが国の防災上必須の知識と言える関東大震災について解説する。

第141回 「宇宙からの地球観測」
講師:羽藤正実氏 (財団法人資源・環境観測解析センター ASTER GDS プロジェクトマネージャー)
日時:2012年2月24日(金) 15:00~17:00
現在、地球を取り巻く宇宙空間には、運用あるいは既に停止した数千の人工衛星が存在している。気象観測や通信目的の衛星はよく知られているが、本講演では、地球観測を目的とした衛星の運用やその利用の現状を解説する。

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