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過去の談話会

2013年度

第149回  「レアアース泥鉱床は日本を救えるか?」
講師:加藤 泰浩 氏(東京大学大学院 教授)
日時:2013年4月12日(金) 15:00~17:00
 日本のハイテク産業に不可欠なレアアースは、中国により生産が独占された供給構造の危うい資源である。2011年7月、太平洋の深海底に新しいタイプの鉱物資源“レアアース泥鉱床”が大量に分布していることが発見された。この新資源の特長を紹介し、実際に開発することができるのか、また日本の救世主になり得るのか、徹底的に議論しよう。

第150回 「地震・津波予知の混迷と今後の防災対策」
講師:濱田 政則 氏 (早稲田大学理工学術院社会環境工学科 教授)
日時:2013年5月10日(金) 15:30~17:30
 東日本大震災の根源は地震と津波予知の失敗にあることは疑いのない事実であるが、震災後、今後備えるべき地震と津波の規模に関し、社会的な混乱が生じている。このような状況下で、社会基盤施設を建設し国造りに責任を担う建設技術者の役割を考える。加えて、東京湾など臨海部埋立地の産業施設の強靭化の方策について述べる。

第151回 「放射性物質を追跡して環境変化を捉える-福島第一原子力発電所事故に由来する放射性物質の環境汚染̶-」
講師:廣瀬 勝己 氏 (元 気象庁気象研究所 地球化学研究部長,埼玉大学地圏科学研究センター 客員教授,上智大学理工学部物質生命科学科 客員教授)
日時:2013年7月12日(金) 15:00~17:00
 大気圏核実験、チェルノブイリ、福島第一原発事故などにより多量の放射性物質が環境に放出されてきた。これらの放射性物質は物理・化学・生物過程などにより地球上を循環している。逆に、放射性物質を追跡すれば、地球上で起こっている環境変化を捉えることができる。過去の長期にわたる放射能観測から得られた、増大しつつある大陸からの汚染物質の輸送を含む環境変化に関する知見をまとめるとともに、国民に大きな衝撃を与えた福島原発事故の環境影響について紹介する。

第152回(現地) 「関東大震災を歩く」
講師:武村 雅之 氏 (名古屋大学減災連携研究センター教授)
日時:2013年9月28日(土) 8:45~16:30
 今もひっそりと佇む関東大震災の慰霊碑や記念物、復興のモニュメント。人びとはどのような思いで死者を弔い、どんなビジョンを持って瓦礫の街を蘇らせたのか。震災90周年を迎え、現代に生きる災害の記憶に触れてみませんか。きっと一味違う防災へのきっかけを掴むことができると思います。
・見学場所:神田明神・湯島聖堂,神田佐久間町,回向院,横綱町公園,横川橋,新吉原公園跡,上野公園
・集合:秋葉原駅 8:45
・解散:上野公園 16:30頃
・移動方法:貸切バスおよび徒歩
・参加費:3,000円 (バス代,資料代,保険料)
・定員:30名 (申込多数の場合は抽選)
・参加対象:高校生以上
・少雨決行
・参考文献「関東大震災を歩く: 現代に生きる災害の記憶」武村雅之著,吉川弘文館
・慰霊碑などをめぐる場面が多いため、供養の気持ちを持ってご参加ください。

第153回(大阪) 「深層崩壊はどこでおこるのか」
講師:千木良 雅弘 氏 (京都大学防災研究所 教授)
日時:2013年11月1日(金) 15:00~17:00
 近年発生した深層崩壊―2009年台湾台風モラコット、2011年台風12号、東北地方太平洋沖地震などによる崩壊―について、それらの発生した場の地質構造と地形的特徴を紹介し、深層崩壊の発生場所を予測する地質学的考え方について講演します。また、これらと対照的なものとして氷河に覆われたヨーロッパアルプスの深層崩壊についても紹介します。

第154回(現地・紀伊山地) 「深層崩壊の発生場」
講師:千木良 雅弘 氏(京都大学防災研究所 教授)
日時:2013年11月2日(土) 9:00~17:00
・コース概要:近鉄吉野線 福神駅→ST1中原川合流点→ST2野迫川村入口→ST3宇井の崩壊→ST4長殿の崩壊→長殿発電所・宇宮原遠望→近鉄吉野線 福神駅 ※行程は天候・現地の状況等により変更することがあります。
・集合・解散:近鉄吉野線「福神駅」 9:00集合,同駅17:00解散 ※福神駅は近鉄大阪阿倍野橋から約1時間
・持ち物:歩きやすい靴・ヘルメット(工事現場に入ります)
・定員:20名 (申込多数の場合は抽選)
・参加費:3,000円 (バス代,資料代,保険料)

第155回 「森林に学ぶ~「持続性」を導く分子規格と社会規格~」
講師:舩岡 正光 氏 (三重大学大学院 生物資源学研究科 教授)
日時:2013年12月13日(金) 15:00~17:00
 森林は,壮大な年月をかけ微小分子(炭酸ガスと水)が巨大複合体を経て再び分子へと転換される一つの流れの場である。そこで形成される樹木は,その固有の環境に最適化されており,全て異なる形態と分子機能を有している。生態系を攪乱しない持続的社会の構築には,森林を「エネルギー」,「機能」,「時間」の3因子で動的に理解し,それを材料・原料の持続的な流れとして具現化する新しい社会システムが必須となる。森林の機能,植物系分子の循環設計を解読するとともに,その循環型材料への展開について考える。

第156回 「地中熱の利用」
講師:笹田 政克 氏 (NPO法人 地中熱利用促進協会理事長,産業技術総合研究所 名誉リサーチャー,応用地質株式会社 社外顧問)
日時:2014年1月17日(金) 15:00~17:00
 再生可能エネルギーとして最近注目を集めている地中熱について、省エネ性と環境性に優れているところを中心に、東京スカイツリーやIKEAなどへの導入事例を紹介しながらお話します。地中熱は圧倒的に大きな導入ポテンシャルをもっていますが、サイトでの利用量は地質に関係します。また、地下水流のあるところは有利です。地中熱利用の普及の現状とともにこれからの展開についてもお話しします。

第157回 「頭足類の進化古生物学」
講師:棚部 一成 氏 (東京大学名誉教授)
日時:2014年2月14日(金) 15:00~17:00
 頭足類は顕生代を通じて繁栄を遂げた海生軟体動物の一綱で、オウムガイ類・アンモノイド類・ベレムナイト類などを含みます。本講演では、演者がこれまで行ってきた頭足類(とくにアンモノイド類)の進化古生物学的研究の概要を紹介し、その地球生命史研究上の意義を考察します。

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