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過去の談話会


2009年度

第117回(大阪) 「古生代/中生代境界事件:プルームの冬と大量絶滅」
講師:磯崎 行雄 氏(東京大学大学院 教授)
日時:4月10日(金) 15:00~17:00
約2.5億年前に史上最大の生物大量絶滅が起きた。当時の海の動物種の9割が消えた。長い間不明だったその原因について、最新の解釈を紹介する。根本原因はマントル内のスーパープルームの動きにあった。深さ2900kmの核・マントル境界からスーパープルームが上昇し始めると、古地磁気パタンの変化、寒冷化、海水準低下がおこり、やがてスーパープルームが超大陸を分裂させて、異常火山活動と大量絶滅を導いた。

第118回 「チベット高原の隆起が地球気候に果たした役割について」
講師:安成哲三 氏(名古屋大学地球水循環研究センター 教授)
日時:5月22日(金) 15:00~17:00
地球上で最大の山岳・高原であるチベット高原の形成は第三紀から第四紀にかけての地球気候の形成と変化に大きな役割を果たしてきた。そのひとつがアジアモンスーンの形成であり、もうひとつが西アジアから北アフリカにかけての乾燥気候の形成である。この講演では、気象研究所の大気海洋結合大循環モデル(気候モデル)を用いて、いかに高原の隆起がこれらの気候形成に重要であったかを、高原の高さを変えた数値実験の結果をもとに議論する。同時に、熱帯の大気海洋系の変化に与えた影響についても議論を行う予定である。

第119回(現地) 「地層観察会 房総半島中部の下総層群 古東京湾の三角州堆積物」
講師:岡崎浩子 氏・加藤久佳 氏 (千葉県立中央博物館)
日時:6月7日(日) 9:00~16:00
下総層群は約50-10万年前の関東平野地域に広がっていたメ古東京湾モの堆積物である.この古東京湾には現在と同様に,波が打ち寄せる海浜や,川が土砂を運んでつくった三角州が存在していた.下総層群にみられる三角州堆積物は,浅海棲の貝化石を豊富に含む厚い砂層からなり,そこには特徴的な堆積構造が認められる.この観察会ではそれらの堆積構造から三角州の形成のダイナミクスを読み取る.
・見学地:木更津市畑沢 袖ヶ浦市下泉
・定員:30名 (申込み締切り日は6月3日ですが、定員になり次第締切ります)
・参加対象者:高校生以上
・参加費: 1,000円(バス代、資料代、保険料)
・その他: 集合・解散の場所はJR千葉駅前です.現地移動は貸切バスを使用します.参加希望者には別途詳細を連絡します

第120回 「地球の過去・現在・未来 特に人類史について」
講師:丸山茂徳 氏 (東京工業大学大学院 教授)
日時:7月10日(金) 15:00~17:00
人類史1万年の中で、資源(地球の貯金)の利用を思いついた人類の大躍進のいきさつを解説する。更に、科学の発展の3段階を述べて、おぼろげながら見え始めた人類の未来を概観しよう。人類は、2020年から人類史の黄金時代の終末期に突入する。人類のサバイバルの方策も併せて議論する。

第121回(大阪) 「砂山崩しと地震予知」
講師:吉岡直人 氏 (元横浜市立大学研究院教授,深田研客員研究員)
日時:9月18日(金) 15:00~17:00
「砂山崩し」という、子供の遊びのような実験と、「地震」という大きな自然現象が、どのように関係しているのでしょうか?そしてそれがまた「地震予知」という大きな問題にどのようにしてつながっていくのでしょうか。談話会では、日本の地震予知研究の流れを概観し、私がこれまで行ってきた「砂山崩しの実験」を紹介しながら、砂山と地震との結びつきと今後の可能性についてご一緒に考えてみたいと思います。

第122回(現地) 「三浦半島で過去の地震の痕跡を辿る」
講師:宍倉正展 氏 (文部科学省研究開発局地震調査官)
日時:11月21日(土) 10:00~15:30
三浦半島は1923年大正関東地震や1703年元禄関東地震と いったプレート境界で起こる地震の震源の真上に位置し、過去からくり返し地盤が隆起してきたことが、段丘地形や岩礁の生物の化石として記録されている。さらに、半島を横切るように数条の活断層が存在する。この観察会では、これら過去の地震の痕跡から地形の発達までを概観していく。
・観察地:三崎口駅付近の露頭・断層崖,岩堂山から見た段丘地形,宮川公園から見た段丘地形,城ケ島の地震隆起の痕跡
・集合場所:京急三崎口駅前
・解散場所:城ケ島バス停
・定員:30名
・参加費:1,000円(資料代、保険料)
・その他:集合場所までの交通費は各自負担,昼食は各自持参.

第123回 「地磁気の3成分測定について  -地磁気を利用して地下を調べる最新技術の紹介-」
講師:伊勢崎修弘 氏 (元千葉大学教授、現東海大学客員教授)
日時:12月4日(金) 15:00~17:00
地磁気(地球の磁場)を測ることにより、地下の状態を調べることができます。これまでの地磁気の航空機や船での測定では、地磁気が大きさと方向を持った物理量であるにも関わらず、その大きさのみが測定され、方向についてはあまり関心が払われてきませんでした。しかし、最近になって、測定機器の性能の向上にともない、地磁気の大きさと方向が高い精度で測定できるようになり、地下を精度よく調べることができるようになりました。本講演では、地磁気測定の歴史を含め、実際の測定例をもとに、地磁気の3成分測定(方向と大きさの両方の測定)の優れた点について紹介します。

第124回 「南アフリカの大深度金鉱山における半制御地震発生実験」
講師:中谷正生 氏 (東京大学地震研究所准教授)
日時:1月15日(金) 15:00~17:00
南アフリカでは, 深さ約3kmの地下に数百mにわたる空洞をうみだすような金の採掘によってM3クラス(破壊サイズ数百m)までの地震が多数誘発される.1992年以来, 日本のチームは,採掘計画と地質情報をもとに, そのような地震が数年以内に発生すると予想されるところに事前に様々な観測機器を設置してきた.ハ それなりに大きな地震をごく近くで詳細に調べることでのみ得られる地震発生メカニズム研究の成果を紹介する.

第125回 「次世代の国産エネルギー候補 「メタンハイドレート」-資源量評価研究の最前線-」
講師:林 雅雄 氏  (独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構,元 出光石油開発⑭取締役開発部長
日時:2月19日(金) 15:00~17:00
メタンハイドレートという物体をご存知ですか?これが次世代(将来)のエネルギー資源候補として研究対象に取り上げられて以来、新聞や雑誌、時にはテレビで報道されるようになりましたが、多くの方々にとっては実体が判らないというのが実情かもしれません。そこでメタンハイドレートの資源量評価分野に関するわが国の研究成果を簡潔に紹介し、併せて日頃その恩恵に浴している天然ガスについて、日本が世界でどのような状況に置かれているかをお伝えします。

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