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過去の談話会


2008年度

第108回 「地震動予測地図の作成と地下構造のモデル化」
講師:藤原 広行 氏(防災科学技術研究所)
日時:2008年4月11日(金)15:00~17:00
地震調査研究推進本部が進めている地震動予測地図の作成では、強震動予測の高精度化のため詳細な地下構造モデルの作成が必要とされている。特に、地震動の予測においては、地震基盤から工学的基盤までの深部地盤、及び工学的基盤から地表までの浅部地盤のモデル化が重要となる。深部地盤に対しては、全国版の初期モデルが構築されその高精度化の取り組みが行われている。また、浅部地盤モデルの全国整備に向けて、その基盤となる地盤情報のデータベース化が進んでいる。これら取り組みの現状について紹介する。

第109回(大阪) 「総合国際深海掘削計画(IODP)の概要―海洋底地質、構成岩石の探索―」
講師:石井 輝秋 氏(海洋研究開発機構・元東京大学海洋研究所)
日時:2008年5月23日(金)15:00~17:00
国際深海掘削計画は「グローマ・チャレンジャー」のDSDP、「ジョイデス・レゾリューション」のODPを経て、3船体制のIODPへと進化してきた。主役である地球深部探査船「ちきゅう」による初の科学掘削は2007年9月に開始された。IODPの概要を紹介する。一方、海洋底の深部構成岩石研究には、「ちきゅう」による上部マントルまでの連続コアリングが理想であるが、今後5~10年以上の歳月が見込まれる。近年、古典的なドレッジや有人潜水艇調査等による様々な発見がある。これらの地球科学的新知見を紹介する。

特別講演会  「地質技術者のための時間の戦略と仕事術」
日時:2008年6月16日(月)15:00~17:00
講師:鎌田 浩毅 氏(京都大学教授)
地質調査はきわめて知的な活動であるが、経験に頼る部分が多い。私は5万分の1地質図「宮原」(みやのはる)を作る中で、良質の野外調査を行うと同時に、斬新な研究成果を出す戦略を立てた。講演では、目の前の仕事を効率的にこなし、かつ評価の高い成果を上げる方法を紹介する。「時間の戦略」「理系的仕事術」という2つのキーワードで、是非キャリアアップを図っていただきたい。

第110回 「震源過程解析によって明らかになってきた大地震の震源像と課題」
講師:八木 勇治 氏(筑波大学大学院准教授)
日時:2008年7月4日(金)15時~17時
会 場:深田地質研究所 研修ホール
将来発生する地震の特性を予測し、それを防災に役立てるため、我々は地震時に震源で発生する諸現象の一連のプロセス、すなわち震源過程を理解する必要がある。震源過程を理解する鍵は、地震波形と地殻変動記録にある。近年のGPS観測網や地震計観測網の整備により、低周波地震、超低周波地震などの多様なプレート間すべりが明らかになり、これらの現象と大地震の震源過程との関係が明らかになりつつある。一方で、データの質の向上、量の増加に対して、解析手法が追いついておらず、各研究者間で解釈が異なる一因となっている。本発表では、近年の地震学の成果を紹介するとともに、今我々が直面している問題について検討する。

第111回 「石油・天然ガスの成因-生物起源か、非生物起源か?-」
講師:林 雅雄 氏(石油天然ガス・金属鉱物資源機構、元出光石油(株)取締役開発部長)
日時:2008年9月12日(金)15時~17時
会場:深田地質研究所 研修ホール
石油や天然ガスの有用性が認識されて150 年が経過したが、その成因について科学者達が論争を始めたのは、実用開始より100 年も前のことであり、今でも論争が繰り返されている。最近の原油価格の急上昇が日常生活に深刻な影響を与えるようになったことから、この古くて新しいテーマに対して、一般の方々も大きな関心を寄せているように見受けられる。本講演では、有機起源説と無機起源説という対立する二つの成因説について、アニメ図面を駆使して判り易い解説を行い、石油探査30年の実務経験に基づいて、どちらの説が妥当かの判定を試みる。

第112回(現地) 「関東山地東部の黒瀬川帯巡検」
講師:久田健一郎 氏(筑波大学大学院)
日時:11月15日(土)10:00~16:00
場所:東京都西多摩郡日の出町水口周辺

第113回(大阪) 「上町断層 -どこまで判っているか-」
講師:横田 裕 氏(株式会社阪神コンサルタンツ)・竹村恵二氏(京都大学大学院)
日時:11月28日(金)15:00~17:00
場所:マイドームおおさか

第114回  「京都 地下に眠る千年の地下水脈 -歴史都市と地下水-」
講師:楠見晴重 氏 (関西大学 環境都市工学部長・教授)
日時:2008年12月5日(金) 15:00~17:00
場所: 深田地質研究所 研修ホール
*日本酒試飲会(参加費 1,000円):講演終了後、京都伏見の地下水で醸した日本酒の試飲会を開催します。試飲会への参加を希望される方は、談話会申込時にその旨お知らせください。

第115回 「二酸化炭素地中貯留と岩石物性の地殻工学への応用」
講師:薛 自求 氏 (京都大学大学院 講師)
日時:2009年 1月23日(金) 15:00~17:00
会場:深田地質研究所 研修ホール
EUを中心にCO2排出権取引が本格化されるなか、貯留層に圧入されたCO2の貯留量と その分布に対する定量的評価手法の確立が強く望まれている。CO2貯留量を評価する場合、観測された地球物理学データ(弾性波速度、比抵抗など)から貯留層パラメータ (飽和度、浸透率など)へ換算する必要がある。それには岩石物性の知識が欠かせない。

第116回 「関東地震の断層を探る」
講師:小林励司 氏(鹿児島大学准教授)
日時:2009年 2月27日(金) 15:00~17:00
会場:深田地質研究所 研修ホール
南関東は陸側のプレートの下に太平洋プレートとフィリピン海プレートが沈み込んでおり,島弧ー島弧衝突帯でもあるという複雑な構造になっている.フィリピン海プレートの沈み込みにともなって,相模トラフ沿いでは,1703年元禄地震,1923年に関東地震といった巨大地震が起き,首都圏に甚大な被害をもたらしている.講演では,これらの巨大地震の断層を探る研究をレビューし,現在立案を進めている深海掘削計画「関東アスペリティー・プロジェクト」について紹介する

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