-






過去の談話会


2007年度

第99回(大阪)  「都市の斜面災害-盛土と崖っぷちの災害誌-」
講師:釜井 俊孝 氏(京都大学防災研究所教授)
日時:2007年4月27日(金)15:00~17:00
大都市への人口集中は、郊外に向かう宅地開発圧力となり、新たな斜面災害のリスクを増大させている。1978年宮城県沖地震、1993年釧路沖地震、1995年兵庫県南部地震等、都市に被害を与えた地震では、人口密集地に形成された多数の宅地盛土(多くは谷埋め盛土)が、大規模に変動(地すべり)し、多くの住宅に被害を及ぼした。最近でも、2004年新潟県中越地震において、長岡市郊外の住宅地で顕著な災害が発生している。ここでは、都市域で発生する斜面災害について、その歴史、特徴について概観し、予測と対策について述べる。

第100回 記念講演 「地質と人生-第100回談話会に際して-」
講師:佐藤 正 氏 (深田地質研究所)
日時:2007年 5月18日(金)15:00~17:00
100回目の談話会を機に、地質と人生の関わり合いを考えてみよう。うっかりすると見逃してしまう事例がたくさんある。例としては筑波台地のため池、第一次大戦の激戦地ベルダンの古戦場、スコタイの古都の景観をつくる石材などを取り上げてみる。身のまわりを注意深くみるとまだまだいくつもの例がみつかるだろう。

第101回 「関東山地の中生代付加体と環境地質」
講師:久田 健一郎 氏 (筑波大学准教授)
日時:2007年7月13日(金)15:00~17:00 
関東山地には秩父と四万十の両付加体が広がり、陸上付加体の研究には好適地といえる。また関東山地は首都圏東京に隣接しており、都民・県民の生活に関連した環境地質学の実践的フィールドとみなすことができる。本発表では、環境地質学的観点から関東山地の付加体を紹介する。

第102回  「地質情報を利用した環境トレーサビリティー」
日時:2007年 9月14日(金)15:00~17:00
講師:中野 孝教 氏 (総合地球環境学研究所教授)
地質学は、岩石や鉱物の化学組成や同位体組成が地域的に大きく異なることを明らかにしました。この地質情報は、食品についたICタグのように、現在の地球表層を循環する物質の追跡に有効な天然についた指紋です。このトレーサビリティーと呼ばれる物質追跡法を紹介しながら、地球環境の安全性評価に向けた地質学の展開について考えてみます。

第103回 (大阪) 「地形を見る目を磨こう」
講師:池田 宏 氏 (元筑波大学)
日時:2007年 11月16日(金)15:00~17:00
地形の成り立ちを見抜く3つの見方、すなわち、岩石制約、岩屑制約、生物制約について、山、川、海岸の写真を見ながら説明します。さらに、時間の目(歴史の目)と比較の目(地理の目)とを学んで、時と所によって異なる地形ができるわけを知りましょう。地形を見る目を磨けば、適切な地形環境保全方策を立案できるようになりますし、旅や山歩きがますます楽しくなります。

第104回 (現地) 「湖畔の地形を見る 琵琶湖一周ジオツアー」
講師:池田 宏 氏 (元筑波大学)
日時:2007年 11月17日(金)9:00~16:00
ジオツアーコースの詳細:JR大津駅→伊香立周辺の開析台地→比良山麓の土石流扇状地→安曇川の河成平野→海津大崎の岩礁→浮島、長浜の湖岸→湖東・湖南の河成平野→三上山(近江富士)→JR大津駅

第105回 「ブドウ畑の自然環境-美味しいワインのできる土質-」
講師:武田 弘 氏 (東京大学名誉教授)
日時:2007年 12月 7日(金)15:00~17:00
本談話会では、どのような地質、土質、地形、気候などの自然環境条件下のブドウ畑に、美味しいワインができるかを話します。これらの環境は「テロワール」と呼ばれています。フランス、イタリア、カリフォルニアなどのブドウ畑について講演者が実地調査した結果や写真に基づき、そのワイン産地の文化的側面から始め、その地域の農産物やレストランの料理などの食文化とともに解説します。(この内容はCD-ROM版電子書籍「ブドウ畑の自然環境」として日本ソムリエ協会から発行されています。)

第106回 「東京の地下地質 -地盤図作成を通して-」
講師:中山 俊雄 氏(東京都土木技術センター)
日時:2008年 1月 18日(金)15:00~17:00
軟弱・未固結地盤に立地する地震国の首都東京。東京での地盤調査はこの2つ課題に対処するために実施されてきたと言ってもよい。結果、東京には世界に類のないほど高密度なボーリング調査が行なわれてきた。東京都土木技術センターは,ボーリングデータの収集と深層ボーリングを実施し、独自に地質層序・地質構造を解明し、これに基づいた地盤図を作成して世に公表してきた。こうして得られた東京の地下地質について解説する。

第107回 「種々の堆積岩の特性を把握するための岩石試験法と物性評価-幌延地圏環境研究所における研究動向」
講師:木山 保 氏(北海道科学技術総合振興センター幌延地圏環境研究所)
日時:2008年 2月 8日(金)15:00~17:00
従来は「強度や変形を調べるための岩石試験」が主体であったが,昨今,地球温暖化やエネルギー問題などわれわれを取り巻く環境は大きく変化し,これに対応して高精度で多様化した「岩石試験」が要求されている。幌延地圏環境研究所では,多孔質で低浸透率の珪質岩を対象とした間隙弾性論に基づく岩石試験や,泥質岩および石炭の超臨界CO2の浸透および吸着・膨潤に関する試験を実施しており,これらの話題を中心に,多様な岩石試験の可能性について報告したい。

2013年度 
2012年度 
2011年度 
2010年度 
2009年度      
2008年度
2007年度
2006年度
2005年度
2004年度
2003年度
2002年度
2001年度
2000年度 
1999年度
1998年度
1997年度