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過去の談話会


2006年度

第91回(大阪) 「建設プロジェクトにおける地盤リスク評価の現状と課題」
講師:大津 宏康 氏(京都大学教授)
日時:2006年4月14日(金)15:00~17:00
本講演では、世界銀行を始めとする公的援助機関により提唱されているインフラ構造物のアセットマネジメントに関する広義の定義について概説すると共に、アセットマネジメントにおける判断指標となる建設プロジェクトのライフサイクルコストLCC評価における“地盤コスト要因に起因するリスクコスト評価手法”について解説する。具体的にはインフラ構造物のLCC評価で付加すべきリスクコストのうち、建設コスト・維持コストのリスク評価のモデルについて、その基本的考え方と適用する上での留意点を述べる。

第92回 「沖積層研究の新展開ー東京低地から中川低地の沖積層の例ー」
講師:木村 克己 氏(産業技術総合研究所/プロジェクトリーダー)
日時:2006年5月26日(金)15:00~17:00
産総研地質調査総合センターの都市地質研究プロジェクトは、平成14年以来 今日まで、首都圏平野部の高精度な地下地質情報を構築し、産学官連携による土質工学・地震工学・環境工学との融合的な研究展開を目指してきた。講演では本プロジェクトの基本方針と基準ボーリングコア解析とシーケンス層序、ボーリングデータベースと3次元地質モデル、鋭敏粘土の発見とその工学的特性などの研究成果を紹介する。

第93回 「1.日本の地球化学図と元素分布の特徴 2.地球化学図における河川堆積環境物の化学組成と後背地の地質」
講師:今井 登 氏・御子柴 真澄 氏(産業技術総合研究所)
日時:2006年7月14日(金)15:00~17:00
1.日本列島の元素分布の特徴を表す日本の地球化学図について説明する。また、現在進行中の、関東周辺における精度を一桁上げた地球化学図および日本全国の沿岸地域の地球化学図の作成についても紹介する。
2.地球化学図に用いた河川堆積物の化学組成と、後背地の地質との関連について、例を上げて紹介する。地球化学図における親石元素・親鉄元素の濃度分布は、大局的には主要な岩石の化学組成をよく反映している。親銅元素の分布も岩石中の濃度と関連すると考えられるが、それに加えて特に高濃度を示す地域は主要な鉱床の分布と対応することが多く、鉱床の影響を受けている。地質帯ごとの河川堆積物の平均組成は、主要な岩石種と広域的な化学組成変化を反映している。

第94回(大阪) 「小断層解析による地殻応力測定」
講師:山路 敦 氏(京都大学助教授)
日時:2006年10月20日(金)15:00~17:00
地質学的手法で地殻表層の応力場とその長期的変遷を把握することができる。いわゆる小断層解析法だが、我が国で1970年頃広く行われたそれとは原理が異なり、理論的にも高度化し、適用可能範囲も広がっている。そうした研究は理学的興味を満たすだけでなく、地下の流体移動や地盤の長期的安定性の理解に寄与するというように、地質工学的にも意義がある。まずそうした意義について触れ、方法について詳述する。

第95回(現地) 「和泉層群の小断層と露頭規模の変形構造」
講師:山路 敦 氏(京都大学助教授)
日時:2006年10月21日(土)
和泉山地と淡路島の間では和泉層群の好露頭が連続し、小断層や露頭規模のデュープレックスなど、メソスケールの構造が頻繁に観察できる。それらの観察法について現地で具体的に説明する。

第96回 「日本海の拡大に起因する関東平野の基盤構造─首都圏を襲う長周期地震動の原因─」
講師:高橋 雅紀 氏(産業技術総合研究所)
日時:2006年12月1日(金)15:00~17:00
新潟県中越地震の時に震源から遠く離れた関東平野も大きく揺れ、とくに首都圏の超高層ビルのエレベーターが故障するなどの被害が出た。関東平野が大きくそして長く揺れやすいのは、関東平野の地下の厚い堆積層による地震動の増幅による.講演では,首都圏の地震防災において,地質学的視点が重要である具体例を紹介する.

第97回 「ミューズ・セラピー(Muse therapy)-博物館は心を癒すセラピスト-」
講師:足立 守 氏 (名古屋大学博物館教授)
日時:2007年1月26日(金)15:00~17:00
本物のいい標本は心に残り,好奇心の芽生えにつながる.博物館に展示されている本物の標本の持つ魅力や迫力に感動し,不登校を克服した若者も少なくない.本物の標本,音楽などの芸術、自然には、人の心を癒す効果があり、これをミューズ・セラピー(Muse therapy; Adachi, 2003)と呼び、名古屋大学博物館では、ミューズ・セラピーを基本にした展示と、標本に囲まれた展示室での博物館コンサートに力を入れている。

第98回 「マグマの動きをとらえる-富士山、三宅島、小笠原硫黄島」
講師:鵜川 元雄 氏 (防災科学技術研究所)
日時:2007年2月23日(金)15:00~17:00
地殻変動や地震の観測をもとにマグマの動きをとらえる研究は、過去20年間に大きな進歩を遂げた。2000年に噴火した三宅島、大規模な変動が継続する小笠原硫黄島、低周波地震の発生で注目された富士山を例にして、マグマの動きを把握する研究の現状と噴火予知の可能性について紹介する。

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