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過去の談話会


2005年度

第83回 「岩盤力学はどこから来て、どこへ行くのか」
講師:櫻井 春輔 氏(神戸大学名誉教授)
日時:2005年4月8日(金)15:00~17:00
岩盤力学は鉱山工学、土木工学、地質工学などにおける基礎学問の一つとして、特に、土木の分野においてはダムや地下発電所の建設を支える学問として発展してきた。また、最近は、廃棄物の地層処理などの環境問題解決のために欠かせない学問となっている。さらに今後はバイオなどの異分野との各種コラボレーションも提案されている。ここでは、岩盤力学の過去・現在・未来について考える。

第84回 「スマトラ沖地震による津波被害の実態」
講師:藤間 功司 氏(防衛大学校教授)
日時:2005年5月20日(金)15:00~17:00
2004年12月26日に発生したスマトラ沖地震はインド洋全体に波及する巨大な津波を発生させた。未曾有の大被害が発生した要因として、・地震・津波の巨大さ、・津波警報システムの欠如、・地震・津波に対する知識の欠如、・インフラ・構造物の脆弱さ、などが挙げられる。これらについての解説と今後の方策について講演する。

第85回 「中規模地震の発生予測と断層活動に伴う地表変形予測の可能性─新潟県中越地震が提起した2つの地学的課題─」
講師:粟田 泰夫 氏(産業技術総合研究所 活断層研究センター)
日時:2005年7月1日(金)15:00~17:00
2004年新潟県中越地震(Mj6.8)は、明瞭な活断層が知られていない活褶曲地域で発生した中規模地震である。地震後の緊急調査で得られた成果に基づいて、この地震の地質学的な発生メカニズムと、提起された地震防災上の問題点について概観する。

第86回(現地) 「地形を見る目をつくばで磨こう」
講師:池田 宏 氏(元 筑波大学助教授)
日時:2005年9月23-24日
巡検コース・内容
■第1日目:筑波台地、鬼怒川・小貝川低地から筑波山へ
 筑波台地:研究学園都市はなぜここに、台地と開析谷の成り立ち
 鬼怒川・小貝川下流:台地に寄って流れる川、低地の地形発達
 鬼怒川.小貝川中流:石川と砂川の違い、侵食河床から堆積河床へ、
 鬼怒川の流路変更、砂利採取と河川環境変化
■第2日目:筑波山から霞ヶ浦へ
 筑波山:広い山麓と高い峰、山頂と谷の地形、山麓緩斜面の発達
 桜川:豊かな広い低地の成り立ち
 霞ヶ浦:湖岸平野と湖棚の発達、蘆州(ヨシ原)の減少

第87回(大阪) 「地下水からなぜヒ素が検出されるか-グローバルな環境問題-」
講師:島田 允尭 氏(九州大学名誉教授)
日時:2005年11月11日(金)15:00~17:00
最近、日本各地の地下水からヒ素がしばしば検出され、大きな社会問題となっている。この問題はすでに1980年代から海外では知られていたが、現在では世界各地で顕在化しつつあり、21世紀のヒ素危機とさえ呼ばれている。大部分のヒ素は自然由来と考えられているが、ヒ素溶出メカニズムについては議論が絶えない。この現状を紹介するとともに、最近のヒ素による土壌汚染についても述べる。

第88回 「岩盤力学の立場からGPS法を含む地震予知の可能性を探る」
講師:アイダン・オメル 氏(東海大学教授)
日時:2005年12月2日(金)15:00~17:00
東海、東南海、南海地震への恐怖が高まっている。地震の前兆現象として地震雲の発生などいろいろなものが話題になっているが、地震は本来地殻の破壊現象である。本講演では、この視点から岩盤に対する室内試験や室内断層模型実験あるいは数値解析などの研究結果を紹介し、加えてGEONETによるGPSの計測結果を活用し地殻のひずみ、応力状態を求め、上記地震の予測の可能性を探る。

第89回 「斜面崩壊の危険度予測」
講師:沖村 孝 氏(神戸大学教授)
日時:2006年1月20日(金)15:00~17:00
自然斜面の危険場所の絞込みに関しては、スコア法、統計的手法、解析的手法等、様々な手法が提案されている。これらを紹介するとともに、土砂災害防止法における危険斜面の設定手法を紹介し、危険度評価手法の信頼度向上の必要性について述べる。また、危険度時刻の判定に関するいくつかの手法を紹介する。さらに、場所と時刻の両者の危険度を評価する手法についても紹介する。最後に、道路斜面を対象とした危険度評価手法について述べる。

第90回 「豪雨災害多発時代の治水のあり方と治水と環境の調和に向けて」
講師:福岡 捷二 氏(中央大学教授)
日時:2006年2月10日(金)15:00~17:00
豪雨により各地で甚大な被害が発生している。財政制約下、これまでの治水事業の課題が明確になり治水のあり方が問われている.一方、河川環境への市民の関心は高く、その充実により力を入れるべきとの声も聞かれる.そのような中で、水理現象の地道な調査と解析による洪水流の正しい理解や、それに基づく防災施設の維持管理は、今後特に重要になると考えられる。講演ではまず、それらの技術的課題と対策を、次いで、治水と河川環境の一体化、調和を目指した川づくりについて述べる。

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