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過去の談話会


2001年度

第44回(大阪) 「西南日本の第四紀変動論」
講師:竹村 恵二氏(京都大学教授)
日時:4月13日
西南日本の第四紀堆積盆地研究から明らかにできる地殻変動を,近畿と九州および中部を主な対象として述べる.また,阪神・淡路大震災後の大規模調査や各堆積盆地での深層ボーリング成果も含めて紹介する.

第45回 「広域水循環モデリング技術による水環境総合評価に向けて」
講師:登坂 博行氏(東京大学助教授)
日時:4月20日
陸域の水の循環を捉え,水資源量・水汚染・水災害の評価・予測を的確に行うためには,地質・水文調査,各種水理計測とともに,それらの情報を総合化した自然水理モデリング技術が必要となる.水循環要素プロセスのモデル化方法,数値的取扱い及び各種の解析事例を紹介する.

第46回 「日本列島の地下深部構造と活断層」
講師:木村 学氏(東京大学教授)
日時:5月11日
反射法など近代的な調査法の進歩によって、これまで数km程度にとどまっていた地下構造の解析はより深部まで行われるようになり、大陸地殻の微細構造の理解に大きく貢献している。日本列島でも活断層の根は上部と下部の地殻境界にあることなどが明らかになってきた。最近の地下構造解析の動向と将来を展望する.

第47回 「地すべり崩土の運動とその拡散・堆積範囲の予測」
講師:中村 浩之氏(東京農工大学教授)
日時:6月8日
地すぺりやガケ崩れの崩土を内部摩擦角を持つ流体と仮定し、ナピア・ストークの運動方程式を基にこれを解き、崩土の運動を解析する。過去に発生した地すべりや崩壌の事例により逆解析により入カパラメータを設定し、崩土の流速やその到達範囲などの挙動や構造物に作用する衝撃力を予測する.

第48回 「熱水系における水の循環と粘土鉱物の生成」
講師:井上 厚行氏(千葉大学教授)
日時:7月13日
火山列島に住むわれわれにとって熱水活動と粘土鉱物の関係を理解することは、学術的な観点からのみではなく、資源深査、工学的問題、あるいは火山、地すべりなどの自然災害の予防などの観点からも重要である.熱水変質作用で生成する主要な粘土鉱物の性質や判定法、さらにそれらの粘土鉱物がどのような場で生成するのかという点を取り上げて紹介する.

第49回 「活断層研究の最近の動向-特に,2000年鳥取県西部地震の意味することについて」
講師:杉山 雄一氏(独立行政法人産業技術総合研究所)
日時:9月14日 
活断層の研究と調査は,兵庫県南部地震以来急速に発展し日本全土にそのネットワークが広がっている.最近の考え方,調査の仕方,研究組織などについてホットな情報を提供する.

第50回(現地) 「東北地方北部の第四紀テフラ」
講師:町田 洋氏(東京都立大学名誉教授)
日時:10月12~13日 
陸成テフラと海成テフラの対比によるテクトニクス.巡検コース:盛岡-八戸-十和田-八甲田-青森-西津軽-男鹿半島-秋田

第51回(大阪) 「地形から地震をさぐる」
講師:中田 高氏(広島大学教授)
日時:11月9日
大地震に伴って様々な地変が生じ,地表に特徴的な物的証拠を残す.このような地変は,限られた地域や場所で繰り返し発生することが多く,これに関連する地形や地質を細かく調査すれば,過去の地震活動の特徴を明らかにすることが可能であり,将来発生すると考えられる地震像の予測にも役立つ.

第52回 「最新の浅層物理探査技術」
講師:高橋 亨氏(応用地質株式会社)
日時:12月16日 
土木地質調査や環境,防災関連調査等においては,地下浅部の詳細な地質構造や埋蔵物・空洞の位置を効率的に調査することが求められる.非破壊に広範囲の地下を調べることのできる物理探査方法は有効な調査法である.最近開発され適用が進みつつある,地下浅部を対象とした高分解能物理探査技術について適用例を中心に紹介する.

第53回 「地震考古学から21世紀の大型地震を考える」
講師:寒川 旭氏(独立行政法人産業技術総合研究所)
日時:1月11日
考古学の遺跡発掘現場に刻まれた地震の痕跡を用いて地震と地盤災害の歴史を知り,今世紀に私たちが遭遇する大型地震の備える必要性を述べる.

第54回 「岩石の亀裂進展機構と破壊靱性の評価法」
講師:瀬戸 政宏氏(独立行政法人産業技術総合研究所)
日時:2月8日 
地下岩盤内には地質構造や地圧変化の影響を受けて,大小様々な亀裂が形成される.この岩石の亀裂進展機構とこれに関する深部岩盤の地圧の実体,及び岩盤の亀裂進展抵抗力を表す力学物性値である破壊靱性とその評価法について概説する.