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過去の談話会


2000年度

第33回(大阪) 「砂浜海岸の地形変化」
講師:砂村 継夫 氏(大阪大学大学院理学研究科教授)
日時:4月14日 
波浪によって砂浜がどのように変化するのか、そのプロセスと出現する典型的な地形について解説する。また、工学的観点からのコメントを述べる.

第34回 「地すべりのための地質区分」
講師:黒田 和男 氏(元島根大学教授)
日時:4月21日 
傾斜地の地形は、その土地を構成する岩体の、重力の作用のもとで風化、運搬が同時進行する過程が形として表現されたものであるとの視点から、岩種分類を検討し、斜面変動の素因としての地質と、運動との関係を考察、紹介する.

第35回 「骨材資源の枯渇とコンクリート文明の行先」
講師:有田 正史氏(地質調査所海洋地質部主任研究官)
日時:5月12日 
わが国の社会基盤はコンクリートで構築されてきたが、コンクリートの老朽化によって近い将来再構築が必要である。そのためには、膨大な量の骨材を必要とするが、資源の枯渇により供給確保は困難になりつつある状況について解説する.

第36回 「成因論的堆積盆解析ツールとしてのシーケンス層序学:その手法と実例」
講師:高野 修氏(石油公団石油開発技術センター地質・地化学研究室室長代理)
日時:6月9日
シーケンス層序学の理論と手法に焦点をあて、堆積相解析、震探断面や坑井ログ上でのシ ーケンス区分、seismic facies 認定と平面マッピングなどによる解析実例を紹介する.

第37回 「断層の深部を探る」
講師:高木 秀雄氏(早稲田大学教授)
日時:7月14日
断層の地下深部はどうなっているのか、断層破砕帯や剪断帯に沿って変形した岩石(断層岩)を調べることにより、どのようなことがわかるのか、中央構造線などを例として解説する.

第38回 「岩盤崩壊メカニズム推定のための数値解析の利用について」
講師:進士 正人氏(応用地質株式会社技術本部岩盤技術部副部長)
日時:9月8日
岩盤崩落を事前に予知するためには、岩盤の不連続性の評価、地下水や地震の岩盤に与える影響などこれから解明すべき問題点は多いが、現在いくつもの機関でさまざまな取り組みがなされている。それらの取り組みを整理し、そのいくつかの方法について紹介する。それと同時に、崩壊後の岩盤挙動を評価し、より合理的な落石防護工を設計する手法について提案する。

第39回(現地) 「付加体の地質構造の見方」
講師:狩野 謙一氏(静岡大学教授)
日時:10月20, 21日
赤石山地大井川流域の四万十帯の露頭を見ながら、付加体に特徴的な地質構造の見方を学ぶ。

第40回(大阪) 「大陸の分裂・集合テクトニクス一黒瀬川帯を例として一」
講師:波田 重煕氏(神戸大学教授)
日時:11月10日
海洋プレート物質の付加体が拡がる西南日本にあって、秩父累帯黒瀬川帯は異質な存在である。黒瀬川帯を例に、大陸の分裂に始まり最終的に現在の位置に定置するに至る大陸片のテクトニクスを議論する。

第41回 「自然環境保全の変遷と最新の技術動向」
講師:高橋 和也氏(応用地質株式会社環境エンジニアリング事業部技術課長)
日時:12月8日
1990年代は日本の自然環境保全にとって転機となる10年であったといえる。この10年間に導入された「近自然工法」「ビオトープ」「ミティゲーション(影響緩和)」等わが国の自然環境保全対策をレビューするとともに、「緑の再生技術」「ビオトープ技術」等自然環境保全にかかわる最新の技術動向について経験を交えて紹介するする。

第42回 「反射法地震探査が切り拓く構造地質学の新たな地平」
講師:伊藤 谷生氏(千葉大学教授)
日時:1月12日
リソスフェアから地表活断層まで様々なスケールの構造を解明する有力な武器=反射法地震探査の到達点を示すとともに,反射法地震探査が切り拓きつつある構造地質学の新たな地平を展望する.

第43回 「岩盤状態の分布と地質プロセス」
講師:横田 修一郎氏(島根大学教授)
日時:2月9日
岩盤状態とその分布は土木構造物のレイアウトや岩盤斜面問題に不可欠である.断片的データに基づく岩盤状態の推定・予測は,単なる岩石の分布と違って難しい.これにはここの状態と分布の時間的変化を風化・劣化を含めた地質プロセスのなかでとらえていく必要がある.こうした試みのながれと現状を示す.