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過去の談話会


1999年度

第22回(大阪) 「地形・第四紀層からみた活断層とその最新の研究課題」
講師:岡田 篤正氏(京都大学大学院理学研究科教授)
日時:4月9日 
活断層調査の進行に伴い,その分布様式が詳しく判明してきた.孤立したものと違い,群をなしたり連続したりする活断層においては,グルーピングやセグメント区分は難しい.最新の情報と問題点を指摘する.

第23回 「土壌・地下水汚染に関する調査・対策技術」
講師:奥村 興平氏(応用地質株式会社技術本部環境計画部長)
日時:4月16日 
トリクロロエチレン等揮発性有機化合物による大地の汚染を修復するためには,汚染分布の可視化調査と通気性及び透水性に基づく対策設計が重要である.また,変質帯分布域での自然由来の重金属汚染についても触れる.

第24回 「火山砕屑物の堆積機構-露頭でどこまで判るか」
講師:宇井 忠英氏(北海道大学大学院理学研究科教授)
日時:5月14日 
火砕流,火砕サージ,土石流,岩屑なだれ等火山作用に関連した砕屑物層は多様である.これらは露頭で何をみればどこまで成因が判るのであろうか?

第25回 「デュープレックスとメランジュ」
講師:村田 明広氏(徳島大学総合科学部自然システム学科助教授)
日時:6月11日
バランス断面の概念を説明した後,四万十帯のデュープレックス,メランジュの解析例を示し,四万十帯は低角ナップ構造を作ることを紹介する.

第26回 「地形から地質を読む」
講師:鈴木 隆介氏(中央大学理工学部教授)
日時:7月9日
地質が地形に反映している場合とそうでない場合がある.何故にこの差異が生じるのかを最近の地形学を基礎に考える.

第27回 「中国の水問題」
講師:新藤 静夫氏(千葉大学名誉教授)
日時:9月17日
中国の水問題は近年その深刻さを増大させている。今回は華北平原と新彊ウイグル地域をとりあげその自然的背景と社会的背景について紹介する。

第28回(現地) 「火山とその産物 その2」
講師:荒牧 重雄氏(日本大学文理学部教授)
日時:10月16日
浅間火山の噴出物について、実際に現地で露頭を見ながらその成因や堆積構造などを学ぶ。

第29回(大阪) 「地形解析」 
講師:平野 昌繁氏(大阪市立大学文学部教授)
日時:11月12日 
地形は,面的かつ普遍的に存在し,かつその形成条件や地下の地質条件を物語る貴重な情報源である.その地形の特性に基づいて何がわかるかを,地形計測ないし数値的な手法を中心にして紹介する.

第30回 「汽水域・低湿地の自然史と開発・保全」
講師:徳岡 隆夫氏(島根大学総合理工学部教授・同、汽水域研究センター長)
日時:12月10日 
過去1万年の海面変動のなかで形成されてきた沖積低地と汽水域の自然史と社会史を、主に中海・宍道湖地域の研究からたどり、今後の開発と環境保全における地質学の役割について述べる。

第31回 「地層と堆積サイクル」
講師:滝沢 文教氏(応用地質株式会社技師長、元地質調査所地質部長)
日時:1月14日 
地層の捉え方として堆積サイクルに注目し,その成因とくに海水準変動,地殻変動など周期的地学現象との関連性を検討する. また,マッピングや地層区分等への摘要性にふれる.

第32回 「数値地図で何ができるか」
講師:野上 道男氏(日本大学教授)
日時:2月18日 
国土地理院の50m-DEM(数値標高モデル)が日本全土をカバーした.これは地形表現法として,等高線地形図に代わるものである.陰影図・3次元透視図・立体画像の生成などのほか,リモートセンシング画像や空中写真画像と重ね合わせて景観シュミレーションも可能となった.さらに,地質調査所の地質データと重ね合わせた地形計測によって日本の山地地形の特性を明らかにしようという研究を紹介する.